• イラスト3 枯葉よ



    八王子の山奥で過ごした学生時代、よくアトリエの裏から山に入りこんな枯れ葉の積もる獣道を歩いた。シャッシャッと枯れ葉を踏みしめながら無心で歩いた。

    ペン・色鉛筆画
    大学近くの焼き鳥屋で知り合ったバイトのにいちゃんと気が合い、着ていたTシャツを交換し合ったりするようになったので、わたしは彼を友達と認識していた。
     ある日いつものように裏山の獣道を歩いていてふと、枯れ葉に埋もれていく人の姿が見えた。そこで、焼き鳥屋のにいちゃんに、「今度、ちょっと枯れ葉に埋もれてみてくれない?」と絵のモデルを頼んでみた。すると、それっきり全く連絡が取れなくなってしまった。残念だった。



                          

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