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久々に観た舞踏は、私の頭の中に勝手にイメージされていたものとは全く異なる軽く純粋なものでした。目の前で動いている肉体は肉体というものには見えず、血の代わりに水が巡っているようでした。降り積もる葉っぱの中の一枚のようでした。乾いた砂の上で小さな竜巻に巻き込まれカラカラと回り続ける葉っぱのようでした。言葉はどこか遥か遠くからきこえてくるようだったり、すぐ耳元で囁くようだったり。しっとり銀色に輝く髪は、森の中で露に濡れるシダのようでした。グッと引き込まれドキドキするという感じではなく、自分も静かにその葉の一枚や、森の一部になって行くような感じ。ベランダの花の莟が開いていく様や、寒い冬の水槽の中のメダカをじっと見ているうちにいつの間にか何時間も経ってしまったときのような?そんな感じ。美しかったです。空気が澄んでいました。ことばが浮かばず感想を伝えそびれた。 -
2014年12月16日(火)最終日4時までです。様々な器・照明具・アクセサリー・魅惑の万華鏡・陶板画・お雛様コレクションやプレゼントにいかがでしょうか。伊勢丹 松戸9階美術画廊にて開催中です!遊びに行ったら今日も画廊内でアクセサリーをせっせと作っていました。メリーゴーランドのお馬さんは、砂糖をまぶしたグミのようでした。多肉植物や苔などの植栽の施されお城の塀のような器もありました。端正に作られた時計の前に佇むコンクリートで作られたような無骨な人形の異様な存在感にはびっくりしました。その組み合わせはぶち(喜多)さんらしくて微笑ましい。ぶちさんの手からどんどん生み出される作品たちを、ぜひこの機会にご高覧くださ〜い!
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都美術館で開催中の『ウフィツィ美術館展』を観に行った帰りにプラプラ散歩
幼馴染みのKちゃんと行くはずだったのだけどKちゃんは来られなくなってしまった。
Kちゃんはよく国内外問わず一人旅をする。
旅先から送られてくる葉書や写真に、
Kちゃんの眼と添えられた言葉から
見知らぬ土地の空気を感じ、
いつも癒されているよ。
西陣織の着物みたいだ
おっ、
目が合っちゃった‥
これなんだ?
えっ?
500年以上も前の物とは思えないテンペラ画の鮮やかな色と力強さに感銘を受けた。
ボッティチェリ、綺麗だったな〜。やっぱりよかったな〜。
一緒に行った夫は、髪の毛を鷲掴みにされているケンタウロスのことが気になってしょうがなかったようだ。(“パラスとケンタウロス”)
痛そう、可哀想‥って。
工房の若者?たちの拙いけど生命力漲る絵もイカしてた。
降り続く銀杏の葉道をシャリシャリと歩く冬の始まり。
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http://miguide.jp/matsudo/ ☜click
★伊勢丹 松戸 本館9階=美術画廊
★2014年12月10日(水)〜16日(火)
〈最終日4時終了〉
毎年、我が家にクリスマスとともにやってくるぶち(喜多)さん。
この冬も楽しみ!
子どもたちもぶちさんの展示を観ないと
“クリスマス”気分が盛り上がらないようです。
お近くの方、魅惑の陶の世界に浸りに行きましょう〜♥
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108号の人気のフォント
“ヘラがな”が、
岡山県岡山市北区にある自転車やさん
『ときどきジテンシャ』さんで、
お店のロゴ等に使っていただいています。
10万円以下の“色気あるジテンシャ”
気になりますね〜。
子供用・ママチャリから競技志向スポーツ車まで
幅広く対応していただけるそうです。
お近くの方、自転車と暮らす方、自転車を愛する方、
ぜひお出かけください。 -
あっという間にこの季節!
私もそろそろ書かなくっちゃと、娘とともに思案中。
素敵な仕上りを目指しているのになんだかうまくいかないかた、簡単にかわいい年賀状を作れないかな〜なんて思ってるかた、こんな本をご紹介します!
うちの108号のフォントも使ってもらっています。
どうしようかな〜なんて迷っちゃてるかた、ぜひお使いくださいませ。
新しい年に、あなたの気持ちが大切な人に届きますように!
『大人かわいいデジカメ年賀状2015』←クリック
『くまモンの年賀状2015』←クリック
108号のフォントも見てね!
ちなみに“ヘラがな”も人気です。
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黒澤美香 & ダンサーズ
jazzzzzzzzzzz-dance
2014年11月13日(木)〜16日(日)
ヨコハマ中華街 中華菜館 同發新館ホール
15日13時半からの回に行ってきました!
私のブログで時々登場する“踊る人ゆきちゃん”も出演。
普段のゆきちゃんとの電話やメールでの話から想像を膨らまし、
夢の中でも踊ってもらったゆきちゃんダンス。
やっと、本物のゆきちゃんの踊りを観ることができた。
総勢26名のバランバランな顔のバランバランな身体のバランバランな思考の踊り手たちが、互いに血と血を巡らせながら、一つの肉塊の一つの生き物のように蠢いていた。
それぞれが細ーい絹の糸で繋がっているような、曼荼羅のような?
踊り手一人一人は黒澤さんの描く一筆一筆であり、踊り手はみなそれを承知でその役割に徹している。その一筆という制限の中でそれぞれが自分の色をギリギリまで滲みださせ、他の色と交わったりはじき飛ばしたり、今起こる化学反応を驚き発見したりしている。
私たち観客が吐く息も体温も、隣でうとうとしている小ちゃいご夫人の小ちゃい鼾までも
みるみる吸収されて行く。
そしてまたこちら側に溢れ出てくる。
大きく両手を広げ、すべてよし、と言ってもらっているようだ。
部分でいえば、ゆきちゃんに思い入れがありすぎるからなのか何なのかはわからないけどゆきちゃんのソロのシーンが特に印象深かった。血と本能で踊るような、トランス状態に誘い込まれるような他の場面とは全く異質だった。
地球に吸い付いて踊っているような、時間とか空間を引き延ばして、他の誰にも見えないゆきちゃんにしか見えないものを真っすぐ見つめ、細切れにして確かめているような、消化して行くような、でも陶酔しているのではなく冷静な眼。
指先から髪の毛一本一本にまでピーンと張りつめた緊張感があって、その指先に集まってきたエネルギーの束がゆきちゃんの身体を通って地球にどくどく注ぎ込まれて行くように見えた。
引き込まれた。もっとみたかったな〜。
同じ場面にいた他の二人が何の関わりもなく、一人は他の場面の要素を残しつつ生っぽく踊り、もう一人のゆきちゃんと触れそうなほど傍に居るのに居る様に感じないほど存在を消した物の様な人(レストランの壁にオブジェとして飾られているカラッカラに乾いた流木のような)との対比も面白かった。
地中から吹き出るような音のベースの音も、雷のように落ちてくるドラムの音も、軽やかなピアノの音も踊り手の一人になっていた。
この世にこんな面白いことはないというふうに周囲に幸せを振りまいて踊る人。
なんでここに居るのって思うほど切ない顔のままの人。
バレエダンサーなんだろうなという美しい形や動きの人。
何かを探しながら不安に踊る人。
考えるために踊る人。
考えないために踊る人。
踊りたいから踊る人。
踊りたくないから踊る人。
生きることが踊ることという人。
この人たち皆ここにいてよかった。
とにかくよかった!想像よりよかった!
それからもう一つ、
舞台全体を隅々まで、レーザービームのように射抜く黒澤さんの視線。
そうなのか!これもダンスなんだ。
と思ってしまった。
プログラムより
うっかり涙を流してしまった。
恥ずかしいので洟を拭く振りをしてごまかした。
後で、一緒に行った友人I氏も「感動した。泣いちゃったよ〜」と言っていた。
そうだよね。そうだよね!よかったのよ〜
ということで帰り道中華街の食堂に寄り、甘ーい紹興酒で乾杯をし感動の余韻に浸ったのでした。
いいもの見せてもらいました。
ゆきちゃん、ありがとう!
ダンサーズの皆さん、黒澤さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!
娘たちへのお土産は、この感動話とお揃いのパンダのポーチ、夫には肉饅♥
I氏は奥さんに綺麗な髪留め♥
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