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DMいただきました
間宮さんのガラス作品展、千葉そごう9F『點燈夫ギャラリー』にて2013.12/9(月)まで開催中!
秋に私も参加した岐阜の大湫でのグループ展以降、これからの季節に向けて集中して作ったという作品がいっぱい展示されています。
そろそろやってるかな〜なんて、22日にフラっと立ち寄ったところ、まさに開催中で、「24日に一日だけ会場に一日だけいらっしゃるんですよ。」
なんてギャラリーのかたに伺ったので、居ても立ってもいられず、会いに行ってきました。相変わらずのゆったり可愛らしい口調で、
「あーりーがーと〜、きてくれたの〜〜」
と、両手をちいさく前で結んで小首をかしげながらちょこちょこと走り(?)寄って来てくれた“どんちゃん”の姿から、誰があの熱く焼けた窯と汗と煤、ごつい工具、危険な作業を想像できようか。
たった一ヶ月で作った会場いっぱいに当たり前のように鎮座している作品たちを見て、彼女の内に秘めたパワーにまた圧倒されました。
どんちゃんの作品を見ていると、ガラスってあったかいんだなあと思います。
一つ一つが常にむにゅむにゅと動いているようです。「あのね、あのね、」と話しかけてくれているような感じがします。だからいつも賑やかです。
今回は、清まして静かに立っているようでどこか愛嬌のあるサンタさんやゆきだるまたち、絵本『エルマーとりゅう』の“りゅう”や、誰もが小さな頃に親しんだ『ぐりとぐら』、『ちいさいおうち』をイメージした作品、ペンダントライトや掛け時計、頭にクリームをのっけたような“キャンディーポット”、おなじみのあまおうのようなジューシーな“いちご”や家の娘たちを釘付けにした“りんご”、おしゃれな♡の“ドルチェ”等々、ギュっと愛のこもった作品が盛りだくさんです。
私は、最初に覗いた時から目が合ってしまって二度目に会ったときに目が離せなくなってしまった“サンタうさぎさん”を連れてきてしまいました。
彼女の作品には“ファン”のかたがたくさんいらっしゃるようなので、あらためて私がお知らせしなくてもご存知かもしれませんが、ぜひご覧になってみてくださいね。
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8ヶ月間月2回ペースで通った“歯医者さん”を先日卒業した!
嬉しい〜
今回お世話になったN大歯科のH先生には本当に感謝感謝です。
長い間お世話になりました!
ありがとうございました。
私の歯ははっきりいって質が悪くボロボロ。きっと、元々質が弱く虫歯になり易かった訳ではなく、子どもの頃からのいい加減な手入れが悪かったのだろうと思う。同じ両親から生まれた弟の歯は虫歯も無く白く立派だ。小さな頃から自分の歯も含めたあらゆるものの手入れ法には彼なりのこだわりがあり、今も潔癖性かと思うほど、身の回りも自分自身も常に清潔さを保っている。
何でも、普段の手入れが大切だということを、年齢を重ねてきて実感することが増えた。なんでもね。
あ〜、すっきりした。あとは定期検診を忘れないようにいくべし。
思えば今までいろんな歯医者さんに通ったものだ。
最初の記憶は保育園に通っていた5つくらいの時のもの。
その頃の私の知っているはいしゃさんという人は、
「はい、あーんして。」
と、あったかい手で唇を押さえて冷たい銀色の棒の付いたまあるい鏡で口の中を見てブツブツお話しして、
「はい、よし。」
という人。
ある日母に連れられ初めて“はいしゃさん”に行った。
初めてのところは怖いものだ。どんなところか気になって何度も母に聞いた。
ガスのにおいのするタクシーの中で、
「ねえ、おかあさん はいしゃさんってほいくえんのはいしゃさん?」
「そう、ほいくえんのはいしゃさんだよ。」
と母は笑って答える。
私は、消毒のにおいと、あったかいはいしゃさんのゆびを思い出した。
「はいしゃさん…、はいしゃさん……」
心の中で繰り返し唱える。
はいしゃさんのいるお部屋へと続く階段を母に手を引かれながら、おいちょっ、おいちょっと上りながらまた聞いた。
「ほいくえんのはいしゃさん?」
「そうそう、ほいくえんのはいしゃさん。」
母は前を向いたまま早口で答えた。
ドキドキしてきた。階段も消毒のにおいがする。ドキドキドキドキ。
その後の記憶は途切れ途切れだ。母のお尻にしがみついて診察室に入った。
初めて嗅ぐ薬品や金属や、何かが焦げたようなにおい。
壁も床も天井もねずみ色(実際は白だったのが薄暗くてねずみ色に感じたのだと思う)、塩化ビニールの青ねずみ色の端っこが破れて中の茶ばんだウレタンの覗く大きなとてつもなく大きな椅子、そこに掛かるごわっと糊の効いた白いけどところどころにポチッポチッと茶色い染みのある布、部屋のあちこちに見えるギラギラ光る冷たそうな金属の塊、全部お化けだ。たくさんのお化けが目に飛び込んできた。
眩しいオレンジ色の光、顔のない帽子を被ったおじさん、黙って私の腕と腹を押さえつけるおばちゃん、もうおかあさんはいない。声も出ない。自分のドキドキで耳が破れそうだった。
ほいくえんのはいしゃさんじゃなかった。治療の記憶なんて吹っ飛んでしまった。
帰りの景色はぐにゃぐやにぼやけ、口の中にはオエっとなるほど綿が詰められ、“ちが(血)”の味がした。
我が家の二人の娘たちも歯の生え揃う頃から“はいしゃさん”に通わせている。
健診が主だが、下の娘は2歳半までおっぱいにぶら下がって常に母乳を飲んでいてそのまま寝てしまうことも多かったので前歯の裏側が溶けてしまい治療もした。
娘たちの通っていたはいしゃさんは、待合室も診療室も明るく爽やかで、窓には大きな“かめさん”が歯を磨いている絵なんかが貼ってあって、それはそれは素敵なところだった。
小さな娘は『かめさんのはいしゃさん』といって喜んで行ったものだ。一人でヨチヨチ診療室に入って行き自分から大きな椅子によじ上って、お口を「あーん」して待っている。先生は、
「はーい、Rちゃ〜ん、きょうはどうしたんだ〜い?」
なんて言いながら和やかに治療を始める。診療台の向かいには“アンパンマン”が座り、かわいい歯ブラシと美味しい匂いのフッ素入り歯磨き粉での楽しい歯磨きあそび(指導)。帰りには“おもちゃ消しゴム”のお土産つき。
こりゃ、いいわ。
大学時代に学生課で紹介してもらったはいしゃさんも不思議なところだった。
患者が診療室に入ると入り口の鍵を閉める。なので、治療の際は部屋には先生と患者の二人きりになる。歯科衛生士さんも助手の人もいない。無表情の受付係の女性が一人、待合室で黙って座っている。
もう20云年も前のことだが、それにしても他では見たことがない古い治療器具。なかでも一番驚いたのが小さいチェーンソーのような恐ろしい機械。
「ちょっと、隣の歯が邪魔だなー。」
と、いきなり下の前歯の隙間にこの“ミニチェーンソー”をガガーっと入れた瞬間目の前に“血しぶき”が…。
なんと、気がついたら別室に寝かされていた。
「貧血だね〜。大丈夫?」
なんて言いながら近づいてくる先生の手にはなぜか紅白のリボンが何本も結ばれた“トロフィー”。
「ぼくはね、昔レーサーをやってたんだよ云々‥‥‥」
と治療と関係ない話が延々と続き、というようなおかしな感じで、毎回の治療は一向に進まずだった。
ギリギリと引き抜いた“神経”を私の膝の上に直に置いて
「見てごらん。烏賊みたいだろ?」
と言われた時まで、“なんだか変わったはいしゃさん”くらいに思っていた二十歳の頃の自分を情けなく思う。
後になって、あれ?あれ?と思いながらも通っていた数人の友達の話を聞き確信。
“学生課”で紹介された“イカレタはいしゃさん”
世の中にはそんなこともあると、一つ学んだ二十歳の私だった。
歯医者さんに関する『トラウマ』は以上。
デザイン会社に勤めていた頃、会社の先輩からの紹介で通った“松濤”のはいしゃさんは、場所がらだとは思うが、なんとも素敵なところだった。まず、受付の女性の美しい言葉遣いときめの細かい優しい対応に驚いた。そして、待合室には塵一つなく、中央に置かれたガラステーブルの上には、“VOGUE”などの雑誌が扇のようにきれいに並べられ、壁には大きめのリトグラフ作品がセンス良く飾られ、柔らかい照明と香りでゆったりと寛げる。
診療室も然りである。パーテーションで仕切られたその壁には、やはり統一された一連のリトグラフの絵。プライバシーの守られた空間、大きな窓に向かって座ると外には木々の緑が溢れ、部屋の中まで木漏れ日がひらひら落ちてくる。微かに緩やかに響く弦楽器の調べにくすぐられていると、治療に来ているということを忘れてしまいそうになるくらいリラックスした。
先生は、こちらが安心して治療を受けられる様子になるまで、わかり易くゆっくりと何度でも説明をしてくれる。話の合間には、私の仕事に関する質問なんかを交え、和やかな雰囲気で治療が始まる。
あのマッドサイエンティストにイカレタ治療を受けた下顎前歯を治療し直していただいた。差し歯にしたので、木槌で下顎に金属の支柱(土台?)を打ち込んだりする結構大掛かりな治療だったが、痛みや不安を一度も感じることなく他の歯を含む数本の治療を終えることができた。
毎回、リゾートホテルに昼寝でもしに行くような気分で通え大満足した。
私が、出産のためやむなく退社した都合で行動範囲が大幅に変化し、その後その担当の先生も独立され更に遠くなり、残念ながら疎遠になってしまった。
その後もちょいちょい別のはいしゃさんにもお世話になった。
治療に関しては問題なく良かったのだが、いつも患者さんがいっぱいでお忙しいからなのか、担当の先生が変わったときに治療が引き継がれなかったり、詰め物をしたその日にその歯が欠けてしまったり、予約した時間に行っても2時間も待ったりということが続き、通うのが億劫になり、歯の具合が気になっても、日々の雑用にかまけて後回しにしてしまっていた。
そこで今回は、集中してオーバーホールしようと決心し、はいしゃさん選びから慎重にしてみた。
そんなこんなで歯科漂流をしてきたが、今回はスッキリ満足!安心安心。
もう、漂流はしなくてもいいわ。長い旅だった。ふう〜
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結果は“準入選”?そんなのあったっけ?おまけということかしら。
私の作品はp80号の平面、紙を絵の具代わりに使った絵、題名は「ぐつぐつ」です。
大賞〜入選まではwebで発表されていたので、「世の中そんなに甘くないな」と、次に向けての素材を作ったり(手のリハビリをしつつ)本を読んだりしながら、目の前に見えてくる絵に向き合って考えていたところでした。
準入選でも、12月に銀座十字屋ホールにて開催される『第23回紙わざ大賞入賞作品展』に展示していただけるということでありがたいです。いろんな方に観ていただけると思うとワクワクします。
私も、本物の“紙(神)わざ作品”たちをしっかり観てきたいと思います!
興味のある方はぜひおでかけくださいね♡
よろしかったら感想等お聞かせください。
日時…2013年 12月12日(木)〜15日(日)
10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
場所…銀座十字屋ホール9階 東京都中央区銀座3-5-4
* 東京メトロ銀座駅(A9・A13出口)徒歩2分
* 東京メトロ銀座一丁目駅(8出口)徒歩2分
*JR有楽町駅 徒歩7分
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